グローバル資本主義の未来―危機の連鎖は断ち切れるか

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  • サイズ A5判/ページ数 157p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140813690
  • NDC分類 333.6
  • Cコード C0030

出版社内容情報

金融大崩壊後の激動する世界情勢を読み解く。
アメリカ発の金融危機が引き起こした世界同時不況。迷走するグローバル資本主義はいったいどこへ向かおうとしているのか。藤原帰一氏をはじめとする日本を代表する7人の知性が、アメリカ、ロシア、中国などの現地のレポートをもとに、激動する世界の現状を分析し、今後の日本が進むべき道を探っていく。

内容説明

未曾有の金融危機に直撃される世界と日本。迷走する世界はどこへ向かうのか。日本に生き残る道はあるのか。7人の論客が「変貌する世界の姿」を読み解く。

目次

第1章 どこが壊れるのか・どこまで壊れるのか―金融大崩壊後の世界を考える
第2章 アメリカReport―アメリカ発金融危機の衝撃
論考 ポール・クルーグマンの提言―予見されていた金融崩壊
第3章 ヨーロッパ―EU、遠心力と求心力の中で
第4章 ウクライナReport―国家も国民も、ロシアとEUの間で揺れている
第5章 ロシアReport―金融危機は、ロシアをどう変えるか?
第6章 ロシア―グローバル資本主義の中でのロシア
第7章 中国Report―悲観と楽観、不安と自負が交錯する中国経済
第8章 そして日本へ―日本は100年に一度の危機を克服できるか

著者等紹介

藤原帰一[フジワラキイチ]
東京大学大学院法学政治学研究科教授。専攻は、国際政治学、比較政治学、東南アジア政治。1956年東京都生まれ。84年同大学大学院博士課程単位取得満期退学。東京大学社会科学研究所助教授などを経て、99年4月から現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ジュール リブレ

7
アメリカ、欧州、中国、ロシア、と歩いて感じた世界の姿をベースに、明日の日本の道を探る。しかし、こういう本を読んでみると、日本から見る"外"って、ほんとに視野が狭いなと感じてしまう。。。2012/01/17

yori

1
★★★★★ 薄い本だけれどポイントがまとまっていて分かりやすかった。危機の震源地であるアメリカの動向だけでなく、ロシア、中国の状況も解説されている。2010/08/23

ケンチャンア

0
リーマンショック当時に書かれた本だが古さは感じなかった。岡本行夫さんの書かれた章、今のウクライナ問題がよく理解できた。2015/05/05

かんちゃん

0
ロシアとEUの間で揺れるウクライナについての記述が興味深かった。もうだいぶ前になるロシアによる天然ガスの遮断の意味がようやく分かった。アメリカの消費社会を批判しながら、実際には多くの国がアメリカの消費社会に依存している構造。2012/03/21

ken

0
いいっす。2011/07/19

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