内容説明
より快適な生活を求めて、文明を築き上げて来た人類。しかしそこには様々な病を引き起こす要因が潜んでいた―。人類が抱え込むことになった新しい病の起源を、最新研究から探る。
目次
第１章 読字障害―文字が生んだ病（読字障害とは？；言葉と文字；読字障害の克服）
第２章 糖尿病―想定外の“ぜいたく”（太るとなぜ糖尿病になるのか；肥満だけが原因ではない；栄養不足と糖尿病）
第３章 アレルギー―２億年目の免疫異変（アレルギー反応は免疫の正常な働き；アレルギー体質になる理由；超清潔社会とアレルギー）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
DEE
3
シリーズ全4冊、これにて読了。 覚えておきたい事柄がとても多く、再確認させられることもやはり多かった。2015/07/21
バリバリブーン
1
身近な病として溢れる糖尿病とアレルギー。 あまりこれらの病の仕組みを考えたことがありませんでした。 これらの病の発生のメカニズムを人類の進化と関連させて素人でもわかりやすく考察しているのですごくためになった。 この手の本は、読むのに時間がかかりがちだが、一気に読んでしまいました。2013/11/30
トチュウ
1
とても興味深かった。文字を読むということが、まだ人類にとって日が浅いため、その複雑な行為を脳が苦手とする読字障害。糖尿病・アレルギーなどは人類が過酷な環境でなんとか生き延びようとした結果、かえって現代では病としてマイナスに働いてしまうこと。人類はこれから環境に適応するため、どんな進化をしていくのだろう。そして、それが新たな病の始まりかもしれない。2013/12/17
kozawa
0
やっぱおもろい 読字障害/糖尿病/アレルギー 進化と病。まだまだ研究は進むんだろうなーTV放送後の知見も加えてあるとかの書籍シリーズ2010/08/06
たかかつ
0
NHKスペシャル病の起源読了。 読字障害、糖尿病、アレルギーに関して、人類の進化からその原因を探っている。 約10年前の書籍であるので、現在の認識と違う面もあると思うが、全体を通して非常にためになり、また、面白かった。2023/02/26
