内容説明
石油利権をめぐる欧米とイスラム社会の対立の深層を暴く!中東イスラム諸国の歴史と現実。
目次
第3章 ジェームズ・ワットと赤線協定(ロンドン証券取引所の会員はなぜ逃げ出したか;アルキメデスの原理と蒸気船の発明;ロイター男爵とチャーチル軍団 ほか)
第4章 スエズ動乱と湾岸六ヶ国をめぐる油田争い(植民地エジプトで始まったスエズ運河の建設;スエズ運河を乗っ取るイギリス;自由将校団のナセルがエジプト人を独立に導く ほか)
終章 中東の湾岸イスラム諸国に何があったか(世界の「石油戦争地図」を見てきた)
著者等紹介
広瀬隆[ヒロセタカシ]
1943年東京生まれ。小説、ノンフィクション、翻訳と幅広い分野で活躍(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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蟹
1
上巻と同じで、確たる証拠もないまま、親族関係だけに着目した陰謀論という印象のまま終わってしまった。何事もおどろおどろしく、大げさに書き立てる点はかえって興を削ぐ。ただ、石油メジャーや金融機関の歴史、果たしてきた役割などについては、確たる知識のない分野であり、自分として今後調べていきたい。2018/01/27
T-hiro
0
下巻読了。世界の見方が変わる名著。「イスラム教国に紛争があるのではない。石油の産出国に、紛争が起こっているのである」という言葉が、すべてを物語っている。2015/02/06
shiaruvy
0
★4 コメント予定