NHKスペシャル 失われた文明 マヤ

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  • サイズ A5判/ページ数 170p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784140812389
  • NDC分類 256
  • Cコード C0022

内容説明

ネットワークが支えた豊穣な2000年。密林に栄えた上質な王国。恩田陸書き下ろし紀行エッセイ収載。

目次

密林の中の白い道(真夜中のノック;木々の繁る場所;素朴な疑問 ほか)
密林が生んだ二千年の王国(「発見」されたマヤ文明;密林の王国ティカル;ティカルでの発掘・修復作業 ほか)
ティカル発掘調査とマヤ文明の謎(密林の巨大遺跡;世界複合遺産ティカル国立公園;北のアクロポリス ほか)

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
作家。1964年宮城県仙台市生まれ。早稲田大学教育学部卒。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2000年、同書がNHKドラマ愛の詩シリーズでテレビドラマ化。2005年、『夜のピクニック』が第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞を受賞。2006年、『夜のピクニック』映画化。『ユージニア』で日本推理作家協会賞受賞。2007年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やま

100
NHKスペシャル 失われた文明 マヤ。2007.06発行。字の大きさは…小。マヤ文明の繁栄は、分散した都市国家間で、必要な物を奪い合うことなく交易によって入手できたネットワークに有ると思われます。またマヤ文明は、一度として統一されることなく、多様な都市国家に分散したまま2000年にわたり繁栄を持続させることが出来ました。多様性を持っていたことが、マヤ文明の最大の強みです。ジャングルという環境に見事に適応し、水と食料の確保を成し遂げて栄えましたが。終焉は、スペイン人による殺戮と伝染病によって終わりました。2020/02/17

ヴェネツィア

24
恩田陸さんとNHK取材班によるマヤ文明プロジェクト。まずは写真が素晴らしい。グアテマラのティカルやメキシコのチチェン・イツァはとりわけ。そして、大河もないジャングルに2000年にもわたって栄えた不思議な文明。鉄も車輪もなく、使役する家畜もなく。ぜひとも行ってみたい。2012/05/31

pico

15
密林に生まれたマヤ文明。様々な都市が共存し、人智を尽くした(漆喰などによる脅威の水利用システムなど)多様性に満ち満ちた世界。ああ、それにしても、生贄のことを思うと言葉を失います。水路がめぐらされた塔のある失われた文明。恩田さんは『メガロマニア』で、新たな物語を作ると書いてらして、もしかしたら、『きのうの世界』はそのひとつなのかな?と思いました。2009/07/29

まっきー☆

11
図書館本。既に返却期限オーバーの為、恩田さんの部分を飛ばし読みし、あとは写真を見て気になるワードをみつけた時だけ読む。こうやってインカとマヤを比べてみると、私にとってはインカのほうが興味深いな・・・もちろん、マヤも興味深いが、建造物のフォルムでいうとインカの建造物のほうが好み。笑 マヤの遺跡は、ちょっとだけ東南アジア(カンボジア付近)の遺跡群を彷彿とさせるものがある。木の根っこによって浸食された石像とか?マヤ文字も気になる。解読できたら、どれだけ面白いか・・・やはり私は歩む道を間違えたな。笑2020/10/07

アキ

6
恩田さんに、本書の話しが回ってきたのもNHKのプロデューサーが「上と外」を読んでこの企画に推薦したくれたのだそうだ。素晴らしい巡り合せです♪「上と外」はマヤ文明の遺跡を舞台にした冒険譚。本書を読みながら、自分が想像した景色と同じ景色が写真の中にあるのですよ。苦手だったマヤが、わかり易く面白く綴られています。恩田さんのエッセイ。実に楽しく読ませて頂きました。2009/06/30

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