NHKスペシャル 失われた文明 インカ

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  • サイズ A5判/ページ数 172p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784140812372
  • NDC分類 268
  • Cコード C0022

内容説明

「世界一美しい」マチュピチュの繁栄を支えた叡智とは…アンデスの粋に彩られた空中都市。恩田陸書き下ろし紀行エッセイ収載。

目次

太陽を求めて(雲の中で;薄明の駅;七不思議の都市 ほか)
マチュピチュ 天空に続く道(インカ帝国とマチュピチュ;インカを語る手がかりを求めて;ワマン・ポマの絵が伝えるインカの治世 ほか)
中央アンデス世界とインカ文明(征服された王国;中央アンデスの環境と文明;インカ文明;インカの声)

著者等紹介

恩田陸[オンダリク]
作家。1964年宮城県仙台市生まれ。早稲田大学教育学部卒。1991年、第3回日本ファンタジーノベル大賞の最終候補作となった『六番目の小夜子』でデビュー。2000年、同書がNHKドラマ愛の詩シリーズでテレビドラマ化。2005年、『夜のピクニック』が第2回本屋大賞、第26回吉川英治文学新人賞を受賞。2006年、『夜のピクニック』映画化。『ユージニア』で日本推理作家協会賞受賞。2007年、『中庭の出来事』で第20回山本周五郎賞受賞(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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やま

92
NHKスペシャル 失われた文明 インカ。 2007.06発行。字の大きさは…小。 黄金郷エルドラド、空中都市マチュピチェ…と言う枕詞はよく聞くが、今までインカの事をほとんど知らなかったのが、この本で分かった。 インカは、異なる文化を排除するのでなく、柔軟に受容しアンデスに1000万人の王国を築いた。 奪って豊かにするのでなく、与えて豊かになることを目指した。 そして、急峻なアンデス山脈の断崖絶壁にインカ道を通し。 作物を育て、その道々にコルカ(備蓄倉庫)を作り、飢えなき社会を築いた。 素晴らしい。2019/11/08

ちゃんみー

50
つい最近読んだ、『失われた文明・アンデスミイラ』に引き続き、NHKスペシャルシリーズ。文字を持たなかったインカ文明を、その遺跡や後に支配したスペイン人の文書などから紐解いていく。写真がふんだんに使われていてイメージしやすい。広大なそして険しい山岳地帯での文明は、石組の緻密さなどから他の地域での文明と大きく変わりはないが、過酷であった環境の中なので驚きです。そして西洋の料理には欠かせないトマト、ジャガイモ、唐辛子などが南米原産だったとは!写真を見てやはりマチュピチュは行ってみたいなぁ。と思った次第です。2013/10/13

pico

17
アンデスの人々にとって、豊かさとは、財産をたくさん持っていることよりも、力を借りることのできる人とのつながりを持っていること。自然を理解し自然と対話しなければ、街を築くことなど不可能な神の場所。神様に守られた場所、マチュピチュ。聖域というのはこういうことなのだと、言葉と写真、生きた人死んで生きている人が教えてくれます。ああ、マチュピチュー!!!2009/07/29

キムチ27

15
小説家・ディレクター・学者のコラボでの執筆という構成が私に合致し、読み易く、理解しやすい。ヘェ~恩田さんこんなこともするのという驚きだった。小説のイメージ喚起という意図のもとでの参加らしいので、視点が何やら共通しており、彼女の疑問、驚きが共感できる。来夏の予備学習という事で手に取ったが、まだまだ読みこんでいきたい。単なる「世界遺産ツァー」というおばちゃん旅にならぬ為に。 とはいうものの初の「地球裏側」そして高地、異文化。 文字、金属を持たず石文化。アンデネスの写真に潜む「気の遠くなるような」マンパワー。2013/08/07

まっきー☆

9
図書館本。実は私、ペルーは遠いけれど近しい存在であり、親戚がリマに住んでいる。それもあって彼らに会いに行くついでにマチュピチュも訪問したことがある。もう20年も前のことだが、写真を見て文章を読むと、あの時肌で感じた熱い思いと感動が甦る。後半はほとんど飛ばして写真だけを見た感じだが、また時間を空けて、じっくり再読したいと思う。生きているうちに、もう一度、あの地へ行ってみたいという願望を残しつつ。。。2020/10/03

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