アレクサンドル2世暗殺〈上〉ロシア・テロリズムの胎動

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  • サイズ B6判/ページ数 365p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140812327
  • NDC分類 983
  • Cコード C0098

内容説明

奴隷制を廃止し、ロシアをそっくり西欧化した功績によって、ロシア史上「解放者皇帝」と呼び習わされる人物が、全ロシア社会の反感を買ったのはなぜなのか?ロシアで初めての自由化の成果が、きわめて強力なテロ集団であったのはなぜなのか?この偉大な皇帝を殺害しようと夢見たのが、まさに彼の体制改革の申し子たちであったのはなぜなのか?血塗られた帝政ロシアの悲劇と謎に迫る。圧倒的な歴史資料と大胆な筆致で描いた巨匠ラジンスキーの傑作。

著者等紹介

ラジンスキー,エドワード[ラジンスキー,エドワード][Радзинский,Эдвард]
1936年生まれのロシアの作家。1960年代からソ連で劇作家として華々しく活躍した。1990年代には歴史ドキュメンタリー小説の分野に転じ、膨大な資料を駆使してロシア最後の皇帝の運命を描いた『皇帝ニコライ処刑』やスターリンの伝記『赤いツァーリ』、新資料の発見により通説を覆した『真説ラスプーチン』(邦訳はすべてNHK出版)で国際的な名声を得る。テレビの文化番組の解説者としても名高い。現代ロシア文壇を代表するスター的存在である

望月哲男[モチズキテツオ]
1951年生まれ。東京大学大学院人文科学研究所博士課程単位取得退学。北海道大学スラブ研究センター教授

久野康彦[キュウノヤスヒコ]
1967年生まれ。現在青山学院大学、東京芸術大学、放送大学非常勤講師。東京大学より博士号取得(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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茅野

1
たいへん興味深く、また物語的で本として非常に面白い。2018/09/27

nukuteomika

1
群像劇でなかなか読ませる2010/06/10

蘭奢待

0
ロマノフ王朝配下のロシア。ヨーロッパの中でも絶大な力を持つが、欧州各国からは鼻をつままれ、東のモンゴルとは対立し、南のイスラム各国からは攻め込まれる。貴族、役人は腐敗、国民のほとんどは農奴。そんな中で王朝は謳歌してきたが、農奴解放をきっかけとして没落することになる。ボリシェビキが台頭しやがてソビエト連邦へ。大河の流れの中でロシアの国情、変転が興味深い。2017/08/20

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