ジョージ・ソロス―投資と慈善の哲学

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ A5判/ページ数 90p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784140812259
  • NDC分類 304
  • Cコード C0300

内容説明

21世紀の人類が抱える課題について、日本の各界の第一人者が世界のキーパーソンに徹底インタビュー。未来を切りひらくヒントを探り、道しるべを提示します。

目次

1 「開かれた社会」を目指して(伝説の投資家のもうひとつの顔;人生の師カール#ポッパーとの出会い;ナチスの迫害から逃れて;オープン・ソサエティ財団;「わたしは間違っていあるかもしれない」という哲学)
2 地球規模の課題に立ち向かう(エイズとの闘い;世界基金の活動;慈善活動にビジネス的手法を持ち込む;企業の社会貢献について;政府と民間のバランス)
3 世界平和の実現のために(市場原理主義への批判;「テロとの戦い」がもたらしたもの;民主主義は甦るか;国際機関を発達させる;国家主権と国際社会;世界平和と日本の役割;より良い「国際社会」をつくる;人間の安全保障)
インタビューを終えて 人類共通の課題のために国際社会はどうあるべきか(山本正)

著者等紹介

ソロス,ジョージ[ソロス,ジョージ][Soros,George]
1930年、ハンガリー生まれ。金融投資家、慈善活動家、リベラル政治活動家。ソロス・ファンド・マネージメント及びオープン・ソサエティ財団会長。1947年にイギリスへ移住し、ロンドン・スクール・オブ・エコノミクスを卒業。1956年にアメリカに移住、証券会社勤務を経て、投資会社を自らで設立(のちのクォンタム・ファンド)、運営を始める。以後、世界一ともいわれる運用実績を上げ、莫大な資産を築く。1979年、オープン・ソサエティ財団を設立し、これまでに開発途上国や貧困に苦しむ人びと、支援団体などに60億ドル(約7200億円)もの援助金を投入。オックスフォード大学、エール大学をはじめ数々の教育機関から名誉博士号を授与されている

山本正[ヤマモトタダシ]
1936年生まれ。米国セント・ノーバート大学卒業、ウィスコンシン州マーケット大学院経営学修士号取得。1970年、財団法人日本国際交流センターを設立。代表理事を経て、1985年より理事長に就任。三極委員会のアジア・パシフィック・ディレクター、日英21世紀委員会、日独フォーラム、日韓フォーラムの幹事委員を務めるほか、公益信託「アジア・コミュニティ・トラスト」運営委員会委員、日本NPOセンター顧問、イースト・ウエスト・センター理事を兼任。1999年には「21世紀日本の構想」総理懇談会幹事委員を務めた。2004年の世界基金支援日本委員会設立に伴い、ディレクターを務める(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒頭巾ちゃん

22
目指す社会は「開かれた社会」!ナチスの迫害を経験した彼だからこそのの発想です。 また、「私は間違っているかも知れない」と言う謙虚な姿勢もうかがえます。 だからこそ、「人間がしつらえたものは全て不完全であり、完全なものは何も得られない」という考えです。 だからこそ、周りと違う発想で投資をして稼ぐことが出来るのだと思います。 そして、稼いだ多額のお金を慈善団体へ寄付しています。主に、医療分野です。 誰でもできることではありません!!2013/06/12

honeyeggtart

5
InstagramにDMをしてきた自称シンガポール在住中華系の詐欺師が読書好きというので、お勧めを聞いたら「ジョージ・ソロス」とのことで、言い負かす為に読みました。とても読みやすく2日で詐欺師を言い負かし撃退することが出来ました。2023/06/28

bittersweet symphony

1
エスペラント作家の父親の影響から母語がエスペラントだったという履歴にも驚かされるジョージ・ソロスによる慈善事業論。前半ポンド危機などで莫大な利益を上げた話なども出ていますが、師であるカール・ポパーからの「人は間違いを犯すものである」という認識が投資に対する信条という大変ためにならない話でした(こちら方面の話をメインに期待していた読者はがっくりでしょう)。2008/10/13

yori

1
★★★☆☆ Volumeも内容もちょっと物足りなかったなー。なんか上澄み対談って感じだった。2010/08/18

takashit

1
さすがソロス!ソロソロー2009/03/14

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/24053
  • ご注意事項