目次
1 ルワンダ大虐殺の悲劇に学ぶ(国家間の戦争から内戦の時代へ;目の前で起きたルワンダ大虐殺;世界がルワンダを見捨てた日 ほか)
2 「保護する責任」と中堅国家の連携(国家主権を超える「保護する責任」;中堅国家の連携への期待;安全保障理事会と中堅国家の関係 ほか)
3 21世紀の平和構築と日本の役割(超大国アメリカとどう向き合うか;カナダにおける平和維持活動;平和維持活動発祥の地 ほか)
著者等紹介
ダレール,ロメオ[ダレール,ロメオ][Dallaire,Rom´eo]
1946年、オランダ生まれ。カナダ上院議員、国連ジェノサイド予防諮問委員会委員。元カナダ陸軍准将、元国連平和維持部隊(国連ルワンダ支援団)司令官。1964年にカナダ陸軍に入隊。1993年、内戦状態が続いていたルワンダに国連PKO部隊司令官として派遣され停戦監視にあたるが、1994年、わずか100日間で80万人もの人びとが虐殺される現場を目撃する。帰国後、ルワンダでの体験でのショックから心的外傷後ストレス障害(PTSD)を発症し、2000年6月にはアルコールと薬物の混用から自殺未遂をはかり、公園のベンチで昏睡状態となっていたところを発見される。2003年、ルワンダでの体験を記した著書“Shake Hands with the Devil: The Failure Of Humanity In Ruwanda”(悪魔との握手:ルワンダにおける人道主義の失敗)を発表し、カナダで大ベストセラーとなる。現在は国会議員を務めながら、大学や講演などで自身の体験を語り継ぎ、戦争被害者の救済、紛争の解決、平和構築の必要性などを社会に訴え続けている
伊勢崎賢治[イセザキケンジ]
1957年、東京都生まれ。1986年、早稲田大学大学院理工学研究科修士課程修了。1984年、インド国立ボンベイ大学に留学、現地スラム街の住民運動に関わった。その後、国際NGOの一員としてアフリカで活動。2003年3月より国連東ティモール暫定統治機構上級民政官として現地コバリマ県の知事を務める。2001年6月より国連シエラレオネ派遣団国連事務総長副特別代表上級顧問兼DDR(武装解除、動員解除、社会再統合)部長として内戦後のシエラレオネで武装兵士・ゲリラの武装解除を指揮。2003年からは日本政府特別顧問としてアフガニスタンにおける武装解除を担当。東京外国語大学大学院地域文化研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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