司馬遼太郎 旅路の鈴

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  • サイズ B6判/ページ数 318p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140811412
  • NDC分類 910.268
  • Cコード C0095

目次

第1章 日本人の故里(竜馬を生んだ反骨の風土・土佐―『歴史を紀行する』;日本人のもうひとつの祖国をたずねて―「韓のくに紀行」;鉄がつくった日本人の民族性―「沖縄・先島への道」「砂鉄のみち」 ほか)
第2章 中世・近世の遺産(「風景」から迫った怪僧の評伝―『空海の風景』;海に消えた武者どもの夢―「三浦半島記」;聖フランシスコ・ザヴィエルの足跡をゆく―「南蛮のみち1」 ほか)
第3章 国家を考える(戊辰戦争の恨みをいまにのこす、会津盆地―『王城の護衛者』「白河・会津のみち」;美しくも悲しき風土が育てた、不屈の人々―「愛蘭土紀行」;“重い国家”がもたらした悲劇・ベトナム戦争―『人間の集団について』 ベトナムから考える ほか)

著者等紹介

北山章之助[キタヤマショウノスケ]
昭和12年(1937)、熊本県に生まれる。早稲田大学卒業。昭和35年、NHK入局。教養部ディレクターとして「日本史探訪」を担当。のち、教養部プロデューサー、NHKスペシャル番組部プロデューサーとして「歴史への招待」、NHK特集「大黄河」「21世紀は警告する」、NHKスペシャル「太郎の国の物語」などを制作。NHKエンタープライズ取締役制作本部副本部長(企画制作担当)、NHKスペシャル番組部長、NHK衛星放送センター長、NHKクリエイティブ代表取締役社長、NHKエンタープライズ21代表取締役専務、NHK文化センター専務取締役などをつとめる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

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Book Lover Mr.Garakuta

5
図書館本:街道をゆく読みどころ解説2019/01/19

がんぞ

4
【あとがき】に「雑談していたら『僕は愛国者やからな』…ギョッとしたものだが、考えてみれば司馬さんほど日本を愛した人も珍しいのではないか」とあって、愛国者とは右翼≒戦争愛好家とでも思っているのかと驚いた/左翼朝日新聞記者でも大正生れ森恭三『滞欧六年』には「(戦後)日本人は愛国心まで失ってしまったのですか」とフランス人に言われ赤面したとあったが/「気がついてみると私たちの国はアジアの中の孤児になろうとしている…」ともある。出版の2006年は仮初のW杯友好ムードが「教科書問題」で霧散した頃。火付して煙喜ぶNHK2022/01/25

がんぞ

4
長編絶筆後10年間『街道をゆく』43巻の全体の流れを思量し、日本をことさら「この国」と呼んだ真意を探る。天皇制=万世一系神話に触れまいとするが、滋賀出身継体天皇については考察しないわけにはいかない…/中国訪問で《熱烈歓迎》。「アジアのたいていの地で快く歓迎されることのすくない日本人が、中国においておよそぎゃくであるということは、自然に放置したままではありえない」すなわち「(文革中は外国人はシャットアウトだった、その直後)三年にわたって全国津々浦々教育を徹底させた」/訪問者を懐柔し、毛沢東三年大飢饉など閉口2016/07/29

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