「うそつき病」がはびこるアメリカ

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  • サイズ B6判/ページ数 317p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140808924
  • NDC分類 302.53
  • Cコード C0036

内容説明

いまやアメリカでは、あらゆる人がうそをつき、ズルをしている。罪悪感はほとんどない。理由はただ「みんながやってるから」。そうしないと生き残れない、極端な競争社会になってしまったのだ。この国のいたるところに蔓延する不正は、どんな将来を指し示しているのか。現代人の不安を的確にとらえ、アメリカ精神の喪失を浮き彫りにした問題作。

目次

1 「みんながやってるから」
2 欲得ずくの経済
3 勝つためには手段を選ばない
4 人格の問題なのか
5 誘惑の国
6 腐敗は大企業から
7 不正はスタートラインから
8 犯罪が野放しに
9 ブラジル化しないために

著者等紹介

カラハン,デービッド[カラハン,デービッド][Callahan,David]
1965年生まれ。ニューヨーク在住のジャーナリスト。プリンストン大学Ph.D.。1999年にシンクタンク「デモス」を設立。ニューヨークタイムズ、ワシントンポストなどの主力紙に執筆している。アメリカ社会について5冊の著作がある

小林由香利[コバヤシユカリ]
翻訳家。東京外国語大学英米語学科卒業
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

よしださいめい

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アメリカが勧めている新自由主義とは何か、とかいうことじゃなく、「正直者が馬鹿を見る」ことになり、「ズルをした者が成功を収める」という図式。 書名の言葉を借りるなら「うそつき病」がはびこっている現実、そのおかしさが頭のなかをグルグルしています。2011/05/10

やご

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アメリカにおいて、持てる者と持たざる者の間のあまりにも大きな格差・不公平が社会全体に不正を蔓延させていく様を観察しその病理を追求した本。市場主義の本場が今どうなっているのか、内部の人間からはどう見えているのか、といったことを知りたい向きには参考になるかと。2006/03/27

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