内容説明
アメリカ帝国は崩壊の時代に入った。世界的な金融メカニズムが、膨大な人々を貧困に追いやっている。現代金融スキャンダルの主役たちを追う問題作。ビジネスマン必読。
目次
序章 怪事件が続発するアメリカの謎
第1章 アメリカを揺るがす金融スキャンダル
第2章 会計事務所とウォール街のインサイダー・コネクション
第3章 BCCI事件とイスラム・マネーの争奪
第4章 ユノカルとセントガス―アフガンの攻防
第5章 カスピ海油田の攻防
第6章 炭疽菌テロとイラク攻撃
終章 アメリカ帝国崩壊の予兆
著者等紹介
広瀬隆[ヒロセタカシ]
東京生まれ。著書に、『東京に原発を!』『ジョン・ウェインはなぜ死んだか』『危険な話』などがある
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感想・レビュー
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coolflat
9
著者によれば、本書は「世界石油戦争」の下巻にあたる。石油戦争編が中東におけるアメリカとイギリスの利権強奪の現代史を中心にしたのに対して、金融戦争編はウォール街とロシア~アジアを中心に、アフガン攻撃を皮切りに、炭疽菌テロと共にアメリカで猛烈な勢いで進む軍事ファシズム化まで追跡している。と。著者によるこの手の系図ものは個人的には“辞書”と考えている。著者の意見は抜きにして、書かれてある情報量と正確さは他の作家と比べても一級品だからだ。なお、米国(の金融界)を支配するのは、企業を監査する会計事務所人脈である。2014/11/30
ken
1
なんだろうなあ、うーん。2011/06/26
i-miya
0
2003.01.08 購入