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神楽坂ホン書き旅館

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  • サイズ B6判/ページ数 298p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784140806944
  • NDC分類 689.8
  • Cコード C0095

内容説明

日本を代表する映画監督、脚本家、作家、漫画家たちを、神楽坂の一角で半世紀にわたって支えている旅館の一代記。

目次

序章 ふたりの女将
第1章 ここは牛込、神楽坂(見え隠れ横丁;女将の生い立ち ほか)
第2章 ネコ型人間の生態学(永遠のライバル、高峰三枝子VS木暮実千代;偶然の再会、吉村公三郎 ほか)
第3章 日本映画の小歴史館(出世旅館の人々;真打ち登場、江戸っ子カズさん ほか)
第4章 旅館経営はつらいよ(漫画と小説が仲間入り、滝田ゆう・野坂昭如;このメンバーで映画が撮れるのか…浦山桐郎・野坂昭如・石堂淑朗・早坂暁 ほか)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

あつひめ

77
世代が少々上の著名人の名が並ぶので、そんな有名人の秘密の場所を知った気がする。神楽坂と言う、ちょーっと世間の匂いとは違う場所こそが、名作を産み出すのに一役買っていた。口の固い女将の半生と共にそこに通うことで自分の中に作品の種を蒔き花咲かせようとする。それだけ和可菜はいごごちのいい場所。嵐を呼ぶ男…あ~近藤マッチも演じたんだっけ…と懐かしくなった。自分の知らない時代の風景を垣間見ることができた1冊。2013/08/02

ぶんこ

38
木暮実千代がオーナーで妹の敏子が女将だからか実千代のエピソードも多く、自由奔放で大らかな彼女が素敵です。対して妹敏子は地道。姉より美人なのに、表舞台に立つ事は苦手で、夫と息子を立て続けに亡くしてからは姉の付き人をしていました。敏子の将来を心配した実母が実千代に頼んで旅館を買い取らせたのです。和可奈ではお手伝いの「カズ」さんを忘れてはならない。生活全てを和可奈とホン書きに尽くした姿は感動する程素晴らしい。犬猫を大事にする人には即「先生」と日記に記すような愛すべき人でした。好きに働かせた敏子も素晴らしい。2017/04/16

kj.star

1
著名な脚本家、作家が缶詰で執筆作業をするための旅館が、東京は神楽坂にあるそうだ。そのなかには、私の好きな色川武大、山口瞳、中島らもなども顧客として名を連ねており、映画監督の山田洋二にいたっては、『男はつらいよ』後期作品の脚本もここから産み出したとのことである。嬉しいことに現在も当時のままのかたちで営業中で、一般客でも宿泊できるとのことなので、近々泊まりに行こうと思っている!!2014/09/15

ゆふいん

1
神楽坂は大好きな街。でもこんな旅館があるとは知らなかった。この旅館の女将と色川武大、伊集院静を結ぶ不思議な縁が印象に残った。2009/05/27

takj

0
大女優、木暮実千代の妹が女将だからイロイロあるのだろう 特筆するこてではない。付き合いで使ったような場所。2019/03/04

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