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内容説明
全能の神ゼウスは、悪さをする人間を懲らしめるため、美女に箱を持たせて下界に遣わした。人々が蓋を開けると、ありとあらゆる邪悪がこの世に飛び出した、というのがギリシャ神話の「パンドラの箱」。さて、現代版パンドラの箱から躍り出たものは…。「地球の落とし穴」に続く驚愕のノンフィクション・エッセイ。
目次
第1話 オリンピアの祭典
第2話 壮大な核スキャンダル
第3話 妖しいダイヤモンドの輝き
第4話 虚栄の市(ヴァニティー・フェア)
第5話 プール一滴の毒
第6話 二番目の陽もまた沈む
第7話 水田が見えない風景
第8話 開かれたパンドラの箱
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
i-miya
56
2014.01.14(12/30)(つづき)広瀬隆著。 01/14 (p026) ACミラン、というサッカーチームのオーナー、ワールドカップの影の黒幕として隠然たる勢力を誇る、ベルルスコーニ、イタリア。 ◎オリンピックの金庫の歴史。 フィレンツェのメディチ家。 日本のバブル崩壊の濫觴はメディチ家にある。 ヨーロッパ全土、広大な通信ネットワーク張り巡らし、世界最大、国際的に世界で初めての金融帝国を築きあげたメディチ家であった。 2014/01/14
i-miya
43
2014.02.28(01/30)(つづき)広瀬隆著。 02/27 (P029) (オリンピックの金庫物語、歴史) フィレンツェのメディチ家。 その一族、ピエール・フレディ。 ルイ十一世の時代。 フランスへ移住。 国王に仕え、フランス貴族の位、授かる。 今から五百年前のことだった。 その一族が植民地貿易で財をなし、 2014/02/28
i-miya
43
2013.11.30(11/30)(つづき)広瀬隆著。 11/29 (p023) 1992、バルセロナ・オリンピック終了、と同時に、翌年タピはアディダス株売却、買い取ったのは、世界最大の広告シンジケート、サーチ&サーチ社経営していたロベール・ルイ=ドレフィス、同じタピの仲間。 その買収については、クレディ・リオネなど巨大金融機関が融資。 今度はオリンピックに代わって、ワールドカップ・サッカー、フランス大会の利権を獲得にしっかり備えてきた。 2013/11/30
i-miya
36
2013.10.12(つづき)広瀬隆著。 2013.10.10 (P022) 1992.05、原子力産業、ペシネー社インサイダー事件、原因と推測、フランス、ピエール・ベレヴォゴワ首相、ピストル自殺。 首相は、1992.04、フランス、ミッテラン大統領のもと新しく組閣されたメンバー。 1990、ベルナール・タピ(フランス実業家)、アディダス社株の大部分を購入。 この組閣で注目されたのがこの都市大臣ベルナール・タピ。 マルセーユを中心とする南仏の支配者。 2013/10/12
i-miya
33
2013.03.10(再読)広瀬隆著。 2013.03.06 (本書の内幕としてのあとがき) 第一話、長野五輪の腐敗-開催地の決定をめぐって。 第二話、パキスタンとフランスを中心に原水爆はなぜなくならないのか。 日本の電力会社のプルトニウム生産の作業-うつつを抜かす。 核兵器産業への資金提供。 詐欺に騙されやすい日本人。 ◎ワールドカップのチケットはどこへ消えたか。 2013/03/10