内容説明
驚異的なスピードで進歩する遺伝子技術。遺伝子治療によりガンやエイズなど難病の克服が期待される反面、自然の摂理に背いた無謀な遺伝子操作が、人類や動植物など多種多様な生命体を、危険な状態にさらす可能性を危惧する声も上がっている。「遺伝子操作」という、禁断の「パンドラの箱」を開けてしまった現代人―迫り来る21世紀は、果たして輝かしい希望の世紀となるのか?それとも、人類は想像もつかない不幸を背負い込むことになるのだろうか。
目次
プロローグ 未来人類―デザイナー・チャイルド
第1章 20世紀テクノロジーの粋―遺伝子操作
第2章 遺伝子技術が拓く未来の医療
第3章 遺伝子技術の陰―ハンチントン舞踏病
第4章 遺伝子は誰のものか―衝撃的なアイスランド「国民健康データベース法」
第5章 未来に向けて語りかける遺伝子・DNA