出版社内容情報
いのちってなんだろう?人が生まれるって不思議だ。この世に生まれたばかりの赤ちゃんの目で世界をのぞいてみたら、そこには驚きがあふれていた。家族みんなで楽しめるまったく新しいタイプの哲学する絵本。
内容説明
「ソフィーの世界」の著者がおくる新しい世界。宇宙から来た男の子が、ぼくの「あたりまえ」を「ふしぎ」に変えた。ぼくは、たったひとりで留守番をしていた。もうすぐ赤ちゃんがうまれるので、パパもママも病院に行って、家にはだれもいなかった。窓辺のいすにこしかけて、空の星をじっと見ていたら、流れ星がすっとよぎった。それはまるで庭に落ちたように見えた。人がひとりうまれると流れ星が飛ぶってほんとかな。あれは弟の流れ星だったんだろうか。ミカと出会ったのは、ぼくがそんなことを考えているときのことだった。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
マコ
6
「答えには、おじぎする値打ちなんてない。答えがどんなにかしこくて正しくたって、おじぎすることはないんだ」「答えっていうのはどれもこれも、きみが通ってきた道の切れ端だからだ。ぼくたちに行く手を教えてくれるのは、問いだけだ」さらっと読めるけど、よく考えるとめちゃくちゃ難しい。ヨースタイン・ゴルデルの本には祝福が詰まってると思う。2018/11/18
トモエモン
2
怖い怖い、絵が怖い(笑)やっぱり、ゴルデルさんの書く物語は好きだな~。どっちが上か下か、確かに分からないよね。月に行くとき、上へ上へと行ってるけど、月に着陸するときは下に降りるんだもんね。不思議~(≧∇≦)2014/08/10
のんちゃん’
2
★★☆児童哲学書。答えよりも質問の方が大切、とは確かにそうだと思う。私達地球人が歩んだ軌跡や生き物の進化、未知との対話が優しく織り込んであって楽しく読めた。しかもミカが可愛い。20年前、弟が産まれた時のことを思い出して、その時の気持ちを再体験したような不思議な気分。20年!!早い。私もヨアキムと同じで、妹じゃなく絶対弟が産まれると思ってた。不思議。2012/03/25
らくだ
1
児童書だが、生き物とは?人間とは?と哲学の話だが、話に盛り込みすぎ。物語として子供がよんでも楽しいかな?2012/05/22
長谷川弾
0
哲学だね2018/05/12