内容説明
「これは読者を仏教徒にするための本ではありません。仏教を学び実践することで、この本を読む前よりも、わずかでも自分の心に進歩が見られればそれでじゅうぶんなのです」千年ものあいだチベットで受け継がれ、実践されてきた悟りへの道をダライ・ラマ十四世がわたしたちに、やさしく語りかけます。
目次
第1章 教え
第2章 師
第3章 機会
第4章 死
第5章 転生
第6章 帰依
第7章 カルマ
第8章 四聖諦
第9章 理想の菩薩像
第10章 菩薩行
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
T F
3
ツイッター上であるが若くして死に直面しているひとが懸命に生きようとしている姿をみると、尊敬の念が興る反面自分とは違うものを感じる。 生きようというすさまじいまででの頑張りがどこから来るのだろうかと。それは若さなのかなとも思う。年をとって有る程度生きることに見極めがつくと、結局のところ死に対しては当然のこととして、それにどう逆らうかというよりもどのように受容するかに関心が移るのではないか。そうした心持になったとき、仏教というのは一つの解答なんだろうと思う。そんな仏教のエッセンスを知るにふさわしい一冊。2021/04/24
starrynight
0
また読んだ。原本(The Way to Freedom)を読んでみたい。2013/05/18
starrynight
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再読本なのに新鮮に読めた。翻訳がいいなと思った。2012/04/22
tekesuta
0
自分が解脱することばかり考えてはならない。菩提心について瞑想し大乗の道に入るのが望ましいとダライ・ラマ14世は説く。この考えでいくと、苦しみは個人のカルマだからと突き放して助けようとしない姿勢は間違った考えであるな、と思う。 2011/08/05