NHKブックス
思想地図〈vol.2〉特集・ジェネレーション

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  • サイズ B6判/ページ数 451p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140093412
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

家族は崩壊したのか?「労働」と「創造」の新しい関係とは?世代間対立をどう捉えるか?「ジェネレーション」をキーワードに現代の諸問題に鋭く切り込む論文を多数収載。情報社会の新パラダイムに挑む論考も加え、新進気鋭の若手から第一線で活躍する論客まで、さらに充実した内容でお届けする第2弾。

目次

特集 ジェネレーション(家族の現在;労働と創造の新しい関係;世代論をどう捉えるか)
特集 胎動するインフラ・コミュニケーション(座談会 ソシオフィジクスは可能か;「ソシオフィジクス」を知るための10冊;ニコニコ動画の生成力―メタデータが可能にする新たな創造性;“社会”における創造を考える―問題発見・解決の思考と実践;座談会 再帰的公共性と動物的公共性)
特別掲載 「市民性」と批評のゆくえ―“まったく新しい日本文学史”のために

著者等紹介

東浩紀[アズマヒロキ]
1971年生まれ。東京工業大学世界文明センター特任教授。専攻は哲学、表象文化論

北田暁大[キタダアキヒロ]
1971年生まれ。東京大学大学院情報学環准教授。専攻は理論社会学、メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

4
民主主義の条件としての、無条件の福祉を打ち出す田村論文が興味深い。2022/10/02

ともすけ

2
ちょっと内容にばらけた部分があるように感じます。副題のジェネレーションではないような… ソシオフィジックスについての対談は読みごたえがありました。カール・シュミットの友/敵理論は個々の人間関係にも当てはまるのだろうか? こういう考え方をしている人を見るといらいらしてくるのですが。主客の客観面からみることを重視した場合の人間にとっての意味は?という問いはもう少し勉強してみようかなと思いました。2013/02/10

Ecriture

2
前号よりも魅力的な1冊だった。世代論が結局のところ政府以外誰も得をしないという上野の指摘は面白い。ロスジェネ論壇くたばれ、と。「ポストモダン系の言説に続いて監視社会論さえも現代では失効したのでは」⇔「いや、人間は意味の生き物」という東・北田の対立も示唆的。濱野のタグ分析には端的に誤りと言える部分が見受けられたのが残念。2008/12/31

keepfine

1
ずっと積んでいたがようやく読んだ。二周目。震災前の刊行でありどこか上滑りな印象もあるのだが、アーキテクチャ論を設計と倫理に切り分ける視座、とりわけ倫理に着目した後者の議論は依然重要。アーキテクチャの思想は社会契約論のフィクション性や、この国で他者への「信頼」は「信仰」に近いという事態を明らかにする。倫理から国家論へと接合した議論がもっと展開されればよかった。2017/11/18

白義

1
ひょっとしたら思想地図で一番面白いかもしれない。家族、世代、労働と一見ゼロ年代思想家には不慣れそうなテーマだが、集まった論考の質と興味深さは随一。理論と現実を繋げようとするこのシリーズの美点がよく出ている。特に信田論文が面白い。AC系の人かと思ったが、社会学や政治学も踏まえた極めて示唆深いカウンセラー論。あと上野インタビューはさすがの貫禄。座談会は笠井潔が異様な雰囲気を出しまくってて面白かった2011/03/19

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