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NHKブックス
思想地図〈vol.1〉特集・日本

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  • サイズ B6判/ページ数 468p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140093405
  • NDC分類 104
  • Cコード C0010

内容説明

思想はいま、本当に沈滞しているのか?「社会問題」への性急な処方箋でもなく、イージーな「人生論」でもない、思想本来の力とは何か?ゼロ年代の思想を俯瞰し、その限界を突破せよ!来るべき10年代に向けた〈知〉の羅針盤を作れ!現代日本の課題に真摯に向き合う、若き論客の論文を多数収載。「抽象的思考」の可能性が、いまここに繰り広げられる。

目次

共同討議 「国家・暴力・ナショナリズム」
特集 日本(歴史のなかの「ナショナリズム」;ニッポンのイマーゴポリティクス;鼎談 日本論とナショナリズム;問題としての日本社会;共和主義の再発明)
公募論文 キャラクターが、見ている。―アニメ表現論序説

著者等紹介

東浩紀[アズマヒロキ]
1971年生まれ。東京工業大学世界文明センター特任教授。哲学、表象文化論

北田暁大[キタダアキヒロ]
1971年生まれ。東京大学大学院情報学環准教授。理論社会学、メディア史(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

さきん

22
思想地図ということでグラフ出てくるかなと思ったが皆無で分かりにくい。せっかくなら、天皇制廃止論者から絶対君主主義者までの論者を載せてくれた方が良かった。最初に国家論を持ってくるのは悪くない。サブカルチャーと韓国がらみの論も収録されているが、どれも中途半端で、こういう見方もあるのかという驚きは少なかった。2021/11/02

午後

4
十年以上前の本だが、鼎談「日本とナショナリズム」における、日本はいまだに丸山眞男の問題圏から脱出できていない、という指摘は今でもそのままであるように思えるので、いかにして主体化や成熟を成し遂げるかではなく、動物化をブラッシュアップしていく方がいいのではないかという東浩紀の意見に目が行く。この十年でいろいろなことがあったが、今はどんな風に考えてるんだろう。ゲンロンも読んでみたい。2022/10/18

シン

3
オリンピックの凱旋パレードについて、ナショナリズムを煽っていると、誰かが言ったようだが、この思想地図にもそれが扱われている。保守だからとか右翼だからと言って排除するのではなく、そもそも保守ってなんだ?と原点から学べるのが良い。各々の論文は読み応えがあり、苦心しながら読んだ。国家とは、一般意思とは、共和制とは、私みたくこういうのに興味はあるのだが、よくわからない、そんな人に勧めたい。2012/10/17

maki

2
国際秩序の維持の最後は、なるほど暴力装置か! この本にやたらと丸山眞男が出てくる。東が丸山を嫌いだといっていたことの意味がなんとなくわかるが、賛同はできない。2013/05/13

ともすけ

2
思想地図はβまで出ていますがやっと読了。東浩紀氏の一般意思の解釈の仕方に興味あり。ルソーの提示した一般意思ですがちょっとこれは本気で考えてみる必要があるぞと思わせますね。中島岳志氏のナショナリズムについての論文も読みごたえありです。黒瀬陽平氏も若いのによくここまで考えているなと思います。2012/09/30

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