NHK 電子立国日本の自叙伝〈上〉

NHK 電子立国日本の自叙伝〈上〉

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  • サイズ B6判/ページ数 346p/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784140087916
  • NDC分類 549.8
  • Cコード C1055

内容説明

半導体王国・日本は、いかにして生まれ築きあげられたのだろうか。本書は、半導体文明の発達を担った人たち、いわば「石に憑かれた男たち」を日米に追って半導体産業の歴史的全貌を描いた迫真のドキュメンタリーである。

目次

第1章 新・石器時代
第2章 トランジスタの誕生
第3章 敗戦日本のパイオニアたち
第4章 接合トランジスタの発明
第5章 模倣は独創の始まり
第6章 日米の密月時代
第7章 ポケットラジオへの挑戦

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

デビっちん

17
真空管からトランジスタを活用した小型ラジオ開発までの物語が綴られていました。戦後間もない状態から復興へと踏み出した日本人の精神性の高さ、アメリカの日本復興への暖かい眼差しがかんじられました。総合的に真似をする凄さ、歩留まりを上げるための試行錯誤と機密性に頭が上がりません。2018/12/26

山口透析鉄

16
半導体の歴史、という意味では、相田氏のこういう本、ある種の教科書にしても良いのでは?真空管からトランジスタへの歴史等、このシリーズで概ね分かるような本でした。二酸化珪素の塊の採掘、ほぼ人件費、と書いてありましたね。2003/05/03

massn

1
半導体革命の中にいた数多くの当事者へのインタビューは第一級の資料。国家、政策、科学技術、時代。文系テレビマンである著者にしか再現できない空気がこの本の中にはある。また、20年前の日本半導体産業絶頂期に書かれた本であるという事実は、現在との対比を際だたせることになる。50年代、米国のトランジスタ工場を徹底的にコピーした日本。今やアジア諸国にノウハウをコピーされ市場を奪われている現在の日本。単純に「ものづくりがうまい国、日本」というだけであの隆盛が語られうるわけでないことは明らかである。2011/10/31

Kimi

0
動画サイトでテレビで電子立国といえドキュメンタリーがあることを知り、実際に見てから読むことを決めた。半導体を巡る日本とアメリカの技術者のあくなき挑戦に心が踊る。特に、戦後まもなくでアメリカの科学と生産能力や経済に負けたから、今度はそれで勝ってやるという技術者の思いと、それを実際に実行するのは、かっこいいと思った。2017/10/14

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