内容説明
生まれつき声を持たず、手話だけで話す少年エドガー・ソーテルは、ウィスコンシン州北部の人里離れた農場で両親といっしょに暮らしていた。数世代にわたってソーテル家は、ある犬種の育種と訓練を行ってきた。思慮深く人に寄り添うその気質は、エドガーの生涯の友で、かたい絆で結ばれた犬アーモンディンに典型的にみてとれる。しかし、叔父のクロードの予期せぬ帰郷によって、ソーテル家の平穏な暮らしが乱されていく。父の突然の死に打ちひしがれたエドガーは、その死にクロードがかかわっている事実をつきとめようとしてさらなる惨事を起こしてしまう。農場の向こうに広がる広大な森の中へと逃げることを余儀なくされたエドガーは、彼についてきた3匹の犬とともに生き続けようと奮闘し、大自然の中で否応なく成長していく―。北部森林地帯に広がるアメリカの原風景を舞台に描かれた家族の一大サーガにして現代の古典。
著者等紹介
ロブレスキー,デイヴィッド[ロブレスキー,デイヴィッド][Wroblewski,David]
ウィスコンシン州の田舎で育つ。ウォレン・ウィルソン大学創作プログラムにて修士学位を取得。その後25年間ソフトウェア開発に携わったのち、小説を書きはじめる。現在は、やはり作家であるパートナー、キンバリー・マクリントックとともにコロラド州に住んでいる。『エドガー・ソーテル物語』がデビュー作である
金原瑞人[カネハラミズヒト]
1954年岡山市生まれ。翻訳家・児童文学研究家・法政大学社会学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー
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藤月はな(灯れ松明の火)
星落秋風五丈原
みー
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