内容説明
思い出をたずさえて人は生きる。旅行、出産、日常、子育て、別れ…。降り積もる記憶を胸に、いまを生きる切なさとすばらしさを綴った最新エッセイ集。
目次
ピラミッドが見ている
オーストラリアで出会った日本
ローズマリー
どうせ行くなら
かっこいいおじいさん
寒かった
マテ茶の神秘
ゴゾ島のビーチ
ひすいのお話
珊瑚〔ほか〕
著者等紹介
よしもとばなな[ヨシモトバナナ]
1964年、東京都生まれ。日本大学藝術学部文芸学科卒。87年、小説「キッチン」(海燕新人文学賞・泉鏡花文学賞)でデビュー。主な著作に『うたかた/サンクチュアリ』(芸術選奨文部大臣新人賞)、『TUGUMI』(山本周五郎賞)、『アムリタ』(紫式部賞)、『不倫と南米』(ドゥマゴ文学賞)など。諸作品は海外30数カ国で翻訳・出版され、イタリアのスカンノ賞受賞をはじめ、高い評価と多くの読者を得ている(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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