内容説明
ユダヤ教、キリスト教、イスラム教、ヒンドゥー教、仏教、道教、儒教…。テオは、数々の信仰をその目と体でたしかめてきた。そして、いよいよエキゾチックな禅の国、桜の花がこよなく愛される国、日本へ上陸することになった。見知らぬ東洋の国でテオが体験する宗教は、いったいどんな人びとを育てたのだろうか?そして、日本の次にテオを迎える国ぐにはどこか?はたしてこの無謀な宗教の世界一周旅行は、テオの命を救うことができるのか?宗教がますますおもしろくなってきた。
著者等紹介
クレマン,カトリーヌ[クレマン,カトリーヌ][Cl´ement,Catherine]
1939年パリ生まれ。1962年に哲学教授資格を取得。パリ第一大学(ソルボンヌ)で長年教鞭をとったのち、ジャーナリストに転身。その後外務省に入り、世界各国との文化交流事業にたずさわる。1987年から1999年まで、インド、オーストリア、セネガルに滞在。エッセイ、小説などの著作多数
高橋啓[タカハシケイ]
1953年生まれ。翻訳家。明治大学理工学部フランス語講師
堀茂樹[ホリシゲキ]
1952年生まれ。1996年から慶応義塾大学文学部助教授。現在は同大学総合政策学部に所属
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感想・レビュー
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Mayumi O
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長い旅だったなぁ。それぞれが歴史のあるものなので、簡単にいろいろな宗教のことを理解できるはずもないけれど、おおよそのところは分かるようになっていて、参考になる。偏っていないからなのだろうな。マルト伯母さんが、ハッピーになるのが最高だな。そして、最後の、テオへの祈りの言葉。伯母さんのオリジナルであろうその祈りが、一番、素敵な贈り物になったのだろうな。2012/08/09
がんもどき
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図書館本。 高校時代の世界史の授業を思い出させる内容だった。読み切るのに時間がかかった。2019/06/03