内容説明
米国ＣＡＴＶの人気リポーター、イジー・ディーンは、夫を本国に残し、ふたりの子を連れヨーロッパ支局に赴任中の身。ある日、イギリスで交通事故に遭う。レンタカーは炎上、イジーは意識不明の重体となった。収容先の病院で昏眠状態から覚めた彼女は、同乗していた六か月の娘ベラが即死したと聞かされる。悲しみに打ちひしがれるイジーだったが、病院職員のひとりからベラがよその赤ん坊とすり替えられた可能性を知る。なぜ、ベラはどこに。イジーは必死の捜索をはじめるが。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
にがうり
14
2018年は仕事関係以外の読書をほとんどしなかった… お正月に本の片づけのために読了。25年近く積んでいた。四半世紀！ 昔は翻訳書のミステリーが好きだったが、どうも読みづらくて斜め読み。読書力の問題なのか、原文か翻訳の問題かは判断つかず。スケールの大きなサスペンス劇場といった展開。キャリアを持つ女性が、仕事と家族の間で葛藤する姿には共感できた。どちらかをつかむために、常にどちらかを手放して、犠牲にしなければならない。25年の間に少しは変わった気もするけれど。2019/01/02
