内容説明
兄たちの相次ぐ死により二十二歳の頼方は、紀州五十五万五千石の国主徳川吉宗となった。一方、将軍家では、五代綱吉の後を受けた六代・七代将軍がともに短命、財政破綻の危機に陥る幕府はますます混迷の度を深める。紀州か、それとも尾張か、次期将軍の座を賭けた息詰まる抗争の果て、吉宗はついに八代将軍となる。幕府の、そして日本の命運は彼の手に委ねられた。NHK大河ドラマの出版化。
感想・レビュー
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絵下山堂
3
ついに吉宗が将軍になります。 いかにして、紀州から将軍家へ入ったのか? 御三家の動きは、どうだったのか? 吉宗の剛腕ぶりが描かれます。 周囲の人が次々と死んでいく。吉宗は死なない。 そうしているうちに、紀州藩主になり、将軍への道が開けてきます。 チャンスを確実にモノにするしたたかさ! 紀州を手放さないまま、将軍家を手に入れる駆け引き! 江戸時代のど真ん中に、こんなスリリングなドラマがあったなんて!! 下巻が楽しみです。2018/04/30
半べえ (やればできる子)
0
★★★★2013/02/07
Ryuji
0
★★★★