NHKブックス
霊山と日本人

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  • サイズ B6判/ページ数 253p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019900
  • NDC分類 163.1
  • Cコード C1314

内容説明

古来日本人は自然に抱かれて生活し、山や森に神々を見、神霊の住まう場所として崇め、霊山の社寺に参詣して明日への指針を求めてきた。本書では、従来、主要霊山や個別宗教ごとに語られてきた山岳信仰を包括的に概観し、山の宗教者がいかに日本人の山岳信仰を育んでいったか辿り直す。また、そうした霊山の特徴、神観念や宗教者の儀礼などを人生の生活と関連付けて捉えることで、われわれが、心を癒すよすがとしてきた霊山とは何なのかを問い直す。

目次

第1章 日本人の生活にとっての山
第2章 山岳信仰の諸相
第3章 森の信仰
第4章 山岳信仰の歴史
第5章 各地の主要霊山
第6章 聖地としての山岳
第7章 山の神格
第8章 山の宗教者と動物・異人
第9章 山のまつりと修行
第10章 山から里へ

著者等紹介

宮家準[ミヤケヒトシ]
1933年東京生まれ。東京大学大学院人文科学研究科博士課程修了。慶応義塾大学文学部教授を経て、現在、同大学名誉教授、国学院大学教授。文学博士。専攻、宗教民俗学。日本宗教学会常務理事、日本学術会議会員、日本山岳修験学会会長。修験道研究により、日本宗教学会賞、慶応義塾賞、福沢賞、秩父宮記念学術賞などを受賞
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

4610tosan

1
今まで言われてきたことを整理して通史的にまとめたものとして読みました。それぞれの地域に根差した具体的な習俗も興味深く読みました。ただ、なぜこのような変化が起こったのか、何と連動してこのような習俗が生まれたのか、そこが今私の最大の疑問なので、恐れながらちょっと物足りない感じでした。2018/06/27

ressenti-man

0
同著者の講談社学術文庫のよりは流石に入門寄りだけど、相変わらず用語が難しい。普通名詞なのか固有名詞なのかも分からなかったり。普通名詞だとして、そこまでの語彙力が無いとその世界のことを勉強し始めることさえ出来ないということだと、日本人の劣化ということになるのか。2012/07/28

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