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NHKブックス
経済安全保障を考える―海洋国家日本の選択

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  • サイズ B6判/ページ数 251p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019627
  • NDC分類 319.8
  • Cコード C1331

内容説明

軍事力の行使に制限を設け、「経済国家」として生きることを選択した戦後日本。だが日本の安全保障政策は、いま重大な転機のときをむかえている。冷戦崩壊とグローバリズムの拡大は日本の取り巻く情況を一変させ、さらに今世紀に入り、中国・北朝鮮・アメリカが、その政治姿勢を大幅にシフトさせ始めた。はたして、日本が選ぶべき道は何処にあるのか。「経済力によって国家の安全はどこまで保障されうるのか?」日米安保体制の下で温存され続けた問題に、“経済安全保障”という新たなコンセプトから迫る、チャレンジングな一書。

目次

海洋国家へのあこがれ
情報通信時代の海洋国家
経済安全保障とは何か
経済安全保障政策(中国・北朝鮮;軍縮;アメリカ;戦略産業)
経済安全保障の時代

著者等紹介

村山裕三[ムラヤマユウゾウ]
1953年、京都市生まれ。1975年、同志社大学経済学部卒業。1982年、ワシントン大学よりアメリカ経済史で博士号取得(Ph.D)。その後、野村総合研究所に勤務、アメリカ及びヨーロッパのハイテク産業の調査研究に携わる。1987年に同研究所退職後、関西外国語大学助教授、大阪外国語大学助教授を経て、現在、同大学教授。専門は、経済安全保障、技術マネージメント。著書に、『テクノシステム転換の戦略―産官学連携への道筋』(NHKブックス、2000年。第2回フジタ未来経営賞)ほか
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

にゃる

2
最近にわかに騒がしくなってきた安全保障関連。否定的な姿勢を堅持するメディアと矢継ぎ早に乱造される(基本的に過剰なまでにリベラルな)新書たち。まあそのスタンスについては特になにも思うところはないのだが、それらをみるにつけ疑問に感じていたことがひとつある。それは安全保障政策を語る際に経済的な解釈をまったくさしはさまないことだ。グローバル化が驚くべき速度で進展するこの現代社会において金科玉条のように崇め奉られているのはまさしく経済的なベネフィットだ。それが人間性を破壊しているという物質主義にたいする非難も一部に2015/09/25

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