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NHKブックス
プリオン病の謎に迫る

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  • サイズ B6判/ページ数 254p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784140019399
  • NDC分類 645.36
  • Cコード C1340

内容説明

ウイルスとも細菌とも全く異なる新しい病原体「プリオン」。BSE(狂牛病)もプリオンによって引き起こされるプリオン病の一つだ。プリオンの本体は、異常プリオンタンパク質と考えられているが、その増殖のメカニズムはいまだに解明されていない。BSEはどこから発生したのか?なぜ種の壁を越えて、BSEが人に感染するのか?BSEが原因の変異型CJDは今後増えるのか?多くの謎につつまれたプリオン病について、第一人者が、歴史を辿りながら、科学的にわかりやすく解説する。

目次

最初の犠牲者たち
ウシに発生した新しい病気―牛海綿状脳症(BSE、狂牛病)
羊毛産業の発展とともに広がったスクレイピー
ヒツジの病気から人の神経疾患へ
さまざまな伝達性海綿状脳症
病原体の本体をめぐる議論
全世界をおそったBSEパニック
BSEと現代社会
BSEと変異型クロイツフェルト・ヤコブ病(CJD)をめぐる問題
プリオン病の診断と治療
ヨーロッパで広がり始めたBSE
日本で発生したBSE
変異型CJDの予防をめぐる議論
将来も続くBSEとの戦い
大きな謎への挑戦

著者等紹介

山内一也[ヤマノウチカズヤ]
1931年生まれ。横浜市出身。東京大学農学部卒業。北里研究所、国立予防衛生研究所を経て、1979年東京大学医科学研究所教授。現在、日本生物科学研究所理事・主任研究員、東京大学名誉教授。専門はウイルス学
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