内容説明
ネズミやカラスが騒ぎ、メダカは整列する。空は不気味に光り、電気製品が誤動作をきたす。地震の前のこれら不思議な現象はなぜ起きるのか。岩石破壊に伴い、発生する地震電磁波が原因とし、その発生メカニズム「断層の電磁気モデル」を提唱する。また、電磁波伝播のしくみ「地球導波回路」や、前兆現象が起こりやすい日本、ギリシャの共通点は何か等、斬新かつ大胆な仮説と実験により、新たな地震予測への道を切り拓く。
目次
第1部 地震前兆現象の謎を解く(地震前兆と電磁気学;動物異常と電場効果;電気製品の異常と電磁計測;大気の前兆現象―地震発光、地震雲、空の異常;前兆現象の実験)
第2部 電磁気地震学の誕生(断層の電磁気モデルと電磁波発生;電荷、電場、電磁波発生機構)
感想・レビュー
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うえ
5
米国、ギリシャ、中国の地形と地震電磁波について考察しつつも過去の予兆についても言及する。「安政地震(M6.9)のナマズの異常行動が安政見聞録に報告されている」鰻を探しにいった男が一匹も見つけられず鯰が騒いでいたので帰宅し家人を非難させた所、地震で家が倒壊したという。「ここで見落とされているのが、ウナギである。…すでに敏感に地震前兆を感じて逃げ、砂に潜ったのではないだろうか? ウナギの子供、シラスウナギは、深海底で誕生する…1933年3月3日の三陸沖地震(M8.1)の前には、ウナギの大群が海岸に現れている」2023/04/24
takao
3
ふむ2024/02/15