内容説明
国際社会における「日本イメージ」がつくられるうえで、現在、絶大な影響力を持っているのは、欧米の権威ある報道機関である。日本在住の外国人特派員たちは、どのような取材活動をおこない、いかなる視点から、「日本情報」を世界へ発信しているのか?そして、彼らの目に“ニッポン”の姿はどのように映っているのか?国のイメージが国際関係を左右する、“イメージの国際政治”の時代、わが国においても、世界へ向けた情報発信が強く求められている。外国人特派員の“現場”の綿密な取材・分析から、日本の情報空間の問題性まで、二人の気鋭の政治学者が展開する新たなメディア論。
目次
第1章 東京発・情報発信
第2章 外国人特派員の歴史
第3章 素顔の外国人特派員
第4章 日本の情報空間
終章 情報発信力強化への提言