講座日本美術史〈第6巻〉美術を支えるもの

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  • サイズ A5判/ページ数 348,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130840866
  • NDC分類 702.1
  • Cコード C3370

出版社内容情報

「美術」はどのように生まれ,扱われ,後世に語り伝えられていくのか.「美術」という価値を与えられたさまざまな物の側から,それらをとりまく仕組みを考えていく.美術史,美術館,国宝……美術にかかわる「もの」を捉え直す新たな視点を提示.

内容説明

美術館、展覧会、国宝、美術史学―美術にかかわる「もの」を捉え直し、新たなまなざしの獲得をめざす。

目次

第1章 美術を生み出す(明治維新と名古屋城―金鯱・御殿障壁画・天守の行方;美術の「近代」と美術家の「行為」;都の事件―「年中行事絵巻」・「伴大納言絵巻」・「病草紙」)
第2章 美術を扱う(壁画とタブロー―一九〇〇‐一九四〇年代;戦争と美術コレクション―そこにあってはならないもの;メディアとしての版画―近代版画揺籃期の考察;美術における政治表現と性表現の限界)
第3章 美術を語る(平等院鳳凰堂阿弥陀如来像の近代;江戸の古画趣味と日本の美術史学―宗達「平家納経」補修説と牧谿伝根本資料『松斎梅譜』の出現をめぐって;黒田清輝と西洋美術教育)

著者等紹介

木下直之[キノシタナオユキ]
1954年生まれ。東京大学大学院人文社会系研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。