出版社内容情報
言語学は語学教育に対してどのような貢献ができるのか。日本語の現象の解明をめざすとともに，外国語学習・日本語学習におけるさまざまな問題をとりあげ，言語学を応用した語学教育の方法論を探る．
目次
１ 日本語研究（連体形による係り結びの展開；日本語コピュラ文の構造と談話機能；文法化とアスペクト・テンス）
２ 言語学と外国語教育（バイリンガリズムと言語教育；音声学と外国語教育；コーパスに基づいた外国語作文支援システム；日常言語の文法性 ほか）
３ 日本語と日本語教育（会話に現れる「ノダ」―「談話連結語」の視点から；複文の類型と日本語教育；日本語教室の可能性―「自由会話」の意味）
著者等紹介
上田博人［ウエダヒロト］
１９５１年生れ。東京大学大学院総合文化研究科教授。スペイン語学、コーパス言語学、言語地理学
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