少数言語としての手話

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  • サイズ A5判/ページ数 212p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130830478
  • NDC分類 378.28
  • Cコード C1080

出版社内容情報

手話と脳の関係から、地域差や性差、国際手話、手話の芸術、今後の存続までを幅広く解説。視覚言語の姿を明らかにする。

内容説明

独自の言語の構造をもち、世界各地で受け継がれてきた手話。その豊富なバリエーションから、手話が生み出す芸術まで、日本、さらに世界のろう文化の実像へ。ろう文化の豊かな世界、そしてその行方。

目次

第1章 手話からわかった人間の言語能力(手話を生み出す脳;手指記号と非手指記号;ろう児の言語発達と人間のコミュニケーション能力)
第2章 マジョリティー言語に囲まれる手話(手話とろう文化の継承;手話と音声言語の関係;少数言語者・母語話者としてのろう者)
第3章 手話のバリエーション(手話のバリエーションと手話者のサブグループ;ろう者の連帯と国際手話;盲ろう者の触手話)
第4章 手話と芸術(言語芸術としての手話;視覚芸術としての手話;モダリティーの変換と新たな芸術)
第5章 教育の中の手話とろう文化の未来(ろう教育の歴史;バイリンガル・バイカルチュラル教育;人口内耳の出現と手話の存続)

著者等紹介

斉藤くるみ[サイトウクルミ]
1982年国際基督教大学教養学部語学科卒業。1984年同大学大学院教育学研究科修士課程修了。1988‐89年英国ケンブリッジ大学アングロサクソン・ノース&ケルティック学部に留学。1990年博士号取得(国際基督教大学大学院)。1993‐94年英国ケンブリッジ大学に再度留学。その後、日本社会事業大学、早稲田大学、東京大学大学院、東京女子大学大学院等で教鞭をとる。日本社会事業大学社会福祉学部教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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ランディ

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大変興味深かった。手話がれっきとした言語であること、聾児にはなるべく早くから手話を与えるべきであることはよーくわかった。しかし、聾であることを単にマイナリティであるとする考え方にはついて行けなかった。人とコミュニケートする間は目と手を他のことに使えないことは、手話がれっきとした言語であることと同じくらいれっきとした「障害」である。2024/02/17

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