薬害HIV感染被害者遺族の人生―当事者参加型リサーチから

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  • サイズ A5判/ページ数 277p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130664059
  • NDC分類 493.11
  • Cコード C3047

内容説明

遺された家族、父や母や妻はその人生をどう生き抜いてきたか。1980年代半ばに起こった非加熱血液製剤による薬害HIV感染被害で未曾有の被害に直面した人々の苦悩や困難、それらへの対処と人生再構築への努力を、当事者参加型の調査研究によって克明に歴史に刻む。

目次

薬害HIV感染被害者遺族調査の経緯と概要
薬害HIV感染被害者遺族のプロフィール―225遺族家庭の回答より
HIV感染のリスク情報とそれらへの対応
HIV感染の告知と説明の当時のあり方
HIV感染判明後の医療・看病と家族
周囲の人々との関係(偏見・差別・差別不安;サポートネットワーク)
薬害HIV感染患者を亡くした被害者遺族の心理
遺族の健康問題と生きる支え
遺族の被害についての認識と要望
若手研究者と当事者の調査を通じてのエンパワメント
薬害HIV感染被害者遺族調査の示唆と今後の課題

著者等紹介

山崎喜比古[ヤマザキヨシヒコ]
1950年愛知県に生れる。1983年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。現在、東京大学大学院医学系研究科准教授、博士(保健学)

井上洋士[イノウエヨウジ]
1961年東京都に生れる。2004年東京大学大学院医学系研究科博士課程修了。2005年三重県立看護大学看護学部助教授。現在、放送大学教養学部准教授、博士(保健学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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