内容説明
脳、その究極の情報処理機構を解き明かす。その生物学的基盤を踏まえ、神経回路の計算機能から意思決定のメカニズムまでを一望。
目次
第1章 総論
第2章 ニューロンとシナプスの数学的モデル
第3章 リズム活動と位相応答
第4章 神経ダイナミクスと確率過程
第5章 意思決定とその学習理論
第6章 スパイクの確率論
第7章 スパイクニューロンの回路モデルと認知機能
著者等紹介
甘利俊一[アマリシュンイチ]
理化学研究所脳科学総合研究センター特別顧問。1936年生まれ。1958年東京大学工学部卒業。1963年九州大学工学部助教授。1967年東京大学工学部助教授。1982年同教授。2003年理化学研究所脳科学総合研究センター長。2008年より現職
深井朋樹[フカイトモキ]
理化学研究所脳科学総合研究センター脳回路機能理論研究チーム・チームリーダー。1958年生まれ。1980年早稲田大学理工学部卒業。1992年東海大学工学部助教授。2001年玉川大学工学部教授。2005年より現職(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mft
3
脳の計算していることを色々な視点・立場から研究しているということだけは伝わってきた。数式を読もうとしても説明無しの変数とか明らかな誤植とかいろいろあって辛いので、多分この本を読んで理解しようとはしない方が良く、参考文献に飛べということかと。手元のは2015年の2刷だったが、2年前にも重刷されているのに正誤表もWebには置いていないし誤植は放置だろう2021/10/23
げんき
1
計算論的神経科学の話題を扱っている和書は少なく、手に取ってみたのだが、かなり微妙。 少なくとも教科書ではなく、有名な論文やキーワードなどが各研究者の視点から多少整理されて並べられているだけの本だと思っていた方がいい。ある程度勉強した人が分野の歴史的流れを抑えるのにはいいかもしれないが、この本自体で何かを勉強するというのはかなり厳しい。2019/12/01
こずえ
0
このシリーズは総じて良い
ashk
0
読みにくかった。あとで読み返す。2014/05/17
α-ソリトン
0
結構誤植があるけどよくまとまっている。2018/10/17