出版社内容情報
多種多様な自然災害の発生予測は難しいが,発生場所の多くは地形・地盤などの土地条件によってかなり限られる.本書は,地域の災害危険性把握と事前の予防の観点から,災害の発生機構,危険性の評価,対応方策を関連させ,自然災害の防災を総合的に解説する.
内容説明
本書は、災害の発生機構、危険性の評価および対応方策を関連させながら、主要な自然災害の全体について防災の科学を概説したものである。大学での防災に関する講義のノートを母体にしており、個別の災害について詳述するのではなく、災害全体を大きく見渡して自然災害防災を総合的に考えてみようとしている。
目次
1 序論
2 気象災害
3 地震・火山災害
4 災害危険性評価・被害予測
5 土地条件への適応
著者等紹介
水谷武司[ミズタニタケシ]
1938年名古屋市に生まれる。1960年京都大学経済学部卒業。1966年東京都立大学理学部地理学科卒業。科学技術庁国立防災科学技術センター災害研究室長などを経て現在、千葉大学理学部地球科学科教授、理学博士
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。