出版社内容情報
空気(風)や水(河川・海水)の流れをはじめ,あらゆる“流れ現象”はわれわれの生活に密接に関与している.本書では,初めて流体について学ぶ人のために,“流れ現象”の物理的把握と理解が容易にできるように配慮し,工学・工業上の実際面との関連も詳説.
内容説明
流体力学には、流れを二次元・三次元の問題として数学的に捉えた理論流体力学と、実験に基づく実験流体力学とがある。本書の題にもなっている“流体工学”は、水力学と流体力学とを総合したものである。因みに“流れ学”とも呼ばれるが、この場合は流体の運動の理論解析よりも、むしろ流動現象の物理的解釈に重点を置いている。
目次
物体の基本的性質
流体静力学
流れの種々相
流体力学の基礎
理想流体の流れ
管路の流れ
粘性流体の流れ
境界層
噴流と後流
キャビテーション
圧縮性流体の流れ
非定常な流れ
流速と流量の計測
流れの可視化
電磁流体力学
数値流体力学