精神病の病理と治療

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  • サイズ A5変判/ページ数 602,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130604086
  • NDC分類 493.7
  • Cコード C3047

出版社内容情報

精神の現象を脳の器質的な病としてとらえ医学の対象とし、近代精神医学の基礎を築いた古典として名高い歴史的医学書、初の邦訳。

内容説明

近代精神医学をリードした古典、初の完全邦訳。「精神病は脳病である」―このあまりにも有名なテーゼを、混迷する現代の精神医学はいかに読み解くべきか?19世紀ドイツで刊行され、「精神医学のマグナ・カルタ」とも称される本書は、単なる「脳病論」をこえて現代の読者を圧倒する。

目次

第1部 総論(精神病の座とその研究方法について;解剖学的予備考察;精神病に見られる基本的障害;精神異常全般について)
第2部 精神病の病因論と病理論(精神病の原因全般;精神病の素因;精神病の原因)
第3部 精神病の病型(分類)(精神的抑うつ状態―うつ病またはメランコリー;精神的昂揚状態―マニー;精神的衰弱状態;精神病に特有のニ、三の重要な合併症)
第4部 精神病の病理解剖(脳およびその付属器官の病理解剖;その他の器官の病理解剖)
第5部 精神病の治癒可能性と治療(予後;治療)

著者等紹介

小俣和一郎[オマタワイチロウ]
1950年生まれ。岩手医科大学医学部、名古屋市立大学医学部大学院卒業、医学博士。ミュンヘン大学精神科に留学を経て、上野メンタル・クリニック院長

市野川容孝[イチノカワヤスタカ]
1964年生まれ。東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得満期退学。現在東京大学大学院総合文化研究科准教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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