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出版社内容情報
知的障害教育と通常教育の分離と統合の言説の歴史を三木安正ら議論に振り返り,いま日本におけるインクルーシブ教育の現場を,当事者の子らの生活世界から見直そうとする試み.いま多くの軽度障害の子どもを擁するようになった特別支援学級・学校で,子ども達は分離と統合の時間をどう生きているか.
目次
日本におけるインクルーシブ教育への葛藤
第1部 知的障害教育の場とは(知的障害教育の歴史―言説のヘゲモニー争いに着目して;「場の分離」を正当化するロジック―三木安正の精神薄弱教育論を手がかりに;通常教育の場と知的障害教育の場の関係性―学校教育システム上の協働・分業に着目して)
第2部 通常教育の場から知的障害教育の場へと流れ込む子どもたち(知的障害教育の場への流れ込みという社会的現象;知的障害教育の場へと転入したグレーゾーンの子どもの学校経験をつかむ方法;知的障害教育の場への転入と適応の過程(特別支援学級の事例;特別支援学校の事例)
知的障害教育の場へと転入したグレーゾーンの子どもの学校経験―教師との相互行為に着目して)
日本におけるインクルーシブ教育への道筋と着手点
著者等紹介
堤英俊[ツツミヒデトシ]
1980年福岡県生まれ、早稲田大学第一文学部教育学専修卒業、東京大学大学院教育学研究科博士課程修了。博士(教育学)。私立旭出学園(特別支援学校)教諭、日本学術振興会特別研究員D2を経て、2014年より都留文科大学教養学部学校教育学科専任講師。専門は教育学、特別支援教育、インクルーシブ教育(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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