目次
民主化と社会変容への歴史人類学的アプローチ
第1部 歴史と記憶(18世紀インドのカーストと王権―前植民地期の職分権体制;植民地期における地域社会の変容―断片化されたコスモス)
第2部 ポスト植民地の苦境(現代インド社会における「伝統」と生モラル―社会文化領域の再生産;ポスト植民地社会の現金経済と派閥政治―政治経済領域における「魚の論理」)
第3部 儀礼とアイデンティティ(儀礼・歴史・アイデンティティ―女神祭祀からみた地域社会と国家;ネーション形成における伝統のポリティクス―武術競技会によるオリッサ民族文化の創造と波紋)
第4部 社会変容とデモクラシー(カーストの解釈をめぐって―下からの社会変容;ヴァナキュラー・デモクラシーの可能性―地域社会のポスト・ポスト植民地的変容)
ポスト植民地の彼方に
著者等紹介
田辺明生[タナベアキオ]
1964年生まれ。1988年東京大学法学部卒業。1990年東京大学大学院総合文化研究科文化人類学専攻修士課程修了。1993年東京大学大学院総合文化研究科博士課程退学。東京外国語大学アジア・アフリカ言語文化研究所助手、京都大学人文科学研究所准教授などを経て、京都大学大学院アジア・アフリカ地域研究研究科教授博士(学術)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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