出版社内容情報
年金・医療・福祉など,社会政策・社会保障は人びとの暮らしと密接に関係している.人びとはどのような規範意識や価値観を通して,福祉国家,福祉社会のあり方を意識しているのであろうか.全国調査(SPSC調査)のデータをもとに,様々な視点からの分析を行なう.
目次
調査の目的と概要
第1部 社会政策と社会意識(医療格差への反対理由;高齢者介護と介護サービスに関する意識;住宅の所有形態と生活意識 ほか)
第2部 福祉社会における価値意識の諸相(ジェンダーからみた福祉国家―政府への責任期待と家庭内性別役割分業観に着目して;高齢者扶養と家族責任;家族形態と福祉意識 ほか)
第3部 福祉国家の価値意識(福祉国家を支える価値意識;「高福祉民営化」志向の分析;ポスト・マテリアリズムによる社会政策意識の変化―イングルハート指標による社会政策意識の計測 ほか)
要約と結論
著者等紹介
武川正吾[タケガワショウゴ]
1955年東京都に生まれる。1984年東京大学大学院社会学研究科博士課程単位取得退学。東京大学大学院人文社会系研究科教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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