出版社内容情報
いま,在日韓国人青年たちは,なにを考え,どんな生き方を模索しているのか.本書は,史上はじめての全国調査をもとに,在日韓国人青年の生活と意識のありようを社会学的に分析することで,日本人と「在日」との共生を可能とする条件をさぐる.
目次
1章 調査の概要
2章 社会階層
3章 民族教育
4章 アイデンティティへの脅迫
5章 民族団体
6章 日本への愛着度
7章 本名の使用
8章 帰化願望と国籍保持
9章 エスニシティの形成
10章 差別とエスニシティ
11章 生き方の多様性
終章 エスニシティと共生
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ゆに
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とても丁寧かつ詳細な統計および分析であるが、ジェンダーの視点がまったく欠落している点はおおいに不満。例えば祭祀の参加率などは差が出そうだなと思う。2017/11/28
ジャスミン
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90年代半ばに調査された韓国籍の青年を対象にしたアンケートの報告書。 20年近く経ち対象者になった人たちが今どうしているのか再調査を依頼したい。 このような調査で読みたいのは帰化した人たちのものだ。 このアンケートは回答に1時間くらいかかった人もいたそうだ。実際のものを読んだがかなりのボリュームであった。 現在の青年が四世の世代に移ってきているのでその人たちの調査も期待したい。2013/08/13
ReadingYear
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レポート用2011/12/20