出版社内容情報
40年,5回にわたるSSM調査データの蓄積は日本社会の多彩な分析を可能にした.昭和の初めから今日までの時系列分析,この間における諸階層の形成と変容の計量歴史社会学,および欧米産業社会との比較分析によって,近代化と社会階層とのかかわりを追究する.
内容説明
5回40年にわたるSSM調査データの蓄積は日本社会の多彩な分析を可能にした。その可能性の中から、昭和の初めから今日までの時系列分析、この間における諸階層の形成と変容の計量歴史社会学、欧米産業社会との比較分析を組み合わせることによって、主として階層の形成と再生産にかかわる社会移動の問題を中心に、日本の階層システムの変化を跡づけようとしたのが本書である。
目次
1 近代化と階層(近代産業社会日本の階層システム)
2 近代化の歴史社会学(1)―戦前から戦後へ(新中間層の誕生;自営業層の戦前と戦後;近代都市東京の形成 ほか)
3 近代化の歴史社会学(2)―高度成長そして現在(高度経済成長の光と影;日本的経営と長期雇用―戦後期に着目して;専業主婦層の形成と変容 ほか)
4 欧米と日本(産業社会の中の日本―社会移動の国際比較と趨勢)