出版社内容情報
パラダイム・ロストの時代に抗して,気鋭の社会学者がおくる〈社会学の理論と方法〉のグローバル・スタンダード.今日の社会学の主要な潮流を基礎に日本社会分析のフレームワークを提示する.
内容説明
本シリーズは、社会学の実証的な研究の成果にもとづいて、きわめて重要な転換期を迎えている現代日本社会を、多様な領域にわたって解明し、21世紀に向けての展望を示すことを目指して、とりまとめられるものである。単なる言説の羅列や、思いつき的ともとれる社会・文化評論や風俗批評風の記述に傾斜することなく、これまでの社会学的研究の成果を十分にふまえた実証性と体系性を、全体の基調とした。
目次
日本の社会と社会学
1 総論―社会学の理論と方法(日本の社会学の戦後50年;社会学理論の理論構造)
2 近代を語る視線と文体
3 戦後日本社会のシステム構成
4 「中範囲の理論」の構想力
5 ジャスティスの社会学
6 社会学における方法
7 社会学調査の歴史