出版社内容情報
およそ社会システム論の射程には余るとされてきた主体性や実存の領域と所有構造や体制論の領域に果敢にも取り組んだ理論社会学の成果群.現象学や批判理論,あるいはマルクス主義からの批判に応えながら,それらをこえる独自の解釈を構想する.
目次
第1編 主体性の理論(生活空間の構造‐機能分析;リーダシップ理論の再構成;社会変動と革新;ある社会学徒の原認識;主体性分析のための一連の視角;人間‐社会システムのIモデルとGモデル;性別‐脱性別文化形成の基礎理論をめざして)
第2編 所有構造の理論(大衆社会の理念型;生産力史観と生産関係史観;資本主義・社会主義パラダイムの終焉;所有構造の理論)