概説日本経済史 近現代 (第3版)

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  • サイズ A5判/ページ数 279p/高さ 21cm
  • 商品コード 9784130421386
  • NDC分類 332.106
  • Cコード C3033

出版社内容情報

近代資本制社会の成立から世界同時不況にいたるまでの、日本経済の歩みをたどる。好評テキスト改訂第3版。

近代資本制社会の成立から21世紀にいたるまでの,日本経済の歩みをたどる.第3版では,平成不況後の戦後最長の景気拡張場面から世界金融危機,東日本大震災にいたるまでを追加し,現在の日本経済の歴史における座標を確認する.

1 資本制社会論
2 幕末の経済と開港
3 明治維新
4 殖産興業と松方財政
5 近代産業の発達(1)軽工業
6 近代産業の発達(2)重工業
7 日清・日露戦争と日本経済
8 第1次世界大戦と日本経済
9 1920年代
10 昭和恐慌
11 高橋財政
12 戦時経済
13 戦後経済改革
14 経済復興
15 高度経済成長
16 高度成長の終焉
17 平成不況 
18 世界金融危機と大災害

【著者紹介】
三和良一:青山学院大学名誉教授/南開大学・海南大学客員教授

目次

資本制社会論
幕末の経済と開港
明治維新
殖産興業と松方財政
近代産業の発達(1)―軽工業
近代産業の発達(2)―重工業
日清・日露戦争と日本経済
第1次世界大戦と日本経済
1920年代
昭和恐慌
高橋財政
煎じ経済
戦後経済改革
経済復興
高度経済成長
高度成長の終焉
世界金融危機と大災害

著者等紹介

三和良一[ミワリョウイチ]
1935年東京に生れる。1963年東京大学大学院社会科学研究科博士課程修了。現在、南開大学・海南大学客員教授、青山学院大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

まるさ

5
標準的な幕末以降の日本の経済史の教科書。記述は明快だが予め高校の日本史を一通り学んでおいたほうが理解が進む。13章の戦時経済体制について分岐点を設けて論じているのか興味深かった。また同じような事態が起きたときに正しい選択肢を選べるようにという願いが込められてると感じた。山川日本史の教科書と併せて読むと理解が深まりそう。2017/03/22

さわ

4
読みやすいというわけではないが、基本的な経済史については網羅していて、ボリュームがある。また、世界経済の変遷に伴い、日本がどのように政策を考案、実行したのかを書いてくれているので、世界史を学んだ自分にとっては、有難かった。2016/08/03

ヒナコ

2
幕末から3.11までの日本経済史の概説書。 生糸や綿布を輸出していた戦前から、資本を重工業に人為的に集約した戦中を経て、国内需要に支えられた高度成長や、資本輸出で景気が回復した0年台後半までが概説されている。 データの記載が多く具体的で分かりやすかったが、例えば「なぜ、戦後、日本はこれほどの経済成長を経験したのか?」というような各時代の詳細を知るには、少しあっさりしすぎているかもしれない。→2019/12/14

ジーザス富松

0
歴史の教科書で重要な語句が赤い文字で羅列されているようなものが溢れかえっているが、それらの教科書の弱点としては歴史的事件を名前によって覚えてしまい(つまり、点として暗記してしまう)流れで覚え辛いという事が挙げられる。概説日本経済史は赤文字などがなく、過去から順を追って文章で経済史が語られているので、流れが掴みやすかった。2017/12/14

千日紅

0
「日本の産業革命のとらえ方」、「地主制の歴史的特質」など解釈が分かれる歴史認識について説明してくれていて勉強になった。2014/04/07

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