出版社内容情報
人々がゆたかな経済生活を営み,優れた文化を展開し,人間的に魅力ある社会を持続的,安定的に維持するための都市のあり方はいかなるものか.欧州都市再生の多様な実践や日本における再生への胎動を紹介し,都市を人の手に取り戻す,新たな「ルネッサンス」への道標を示す.
目次
第1章 公共空間を人の手に取り戻す―欧州都市再生の原点
第2章 ヨーロッパにおける新しい都市づくり―ビルバオ、ストラスブールの事例から
第3章 都市をつなげる、人がつながる―分権社会ドイツにみる地域公共交通の復権
第4章 都市をきれいにする―デュアルシステムからの示唆
第5章 都市と資源循環―ゼロエミッション社会への挑戦
第6章 「知」を生み出す―「実体験のネットワーク」としての都市
第7章 まちなみを創生する―日本における町並み保存の現状と課題
第8章 都市と農村を繋ぐ―豊かな農村を再構築する試み
第9章 草原を維持する―阿蘇に学び連携する都市住民
著者等紹介
宇沢弘文[ウザワヒロフミ]
同志社大学社会的共通資本研究センター
薄井充裕[ウスイミツヒロ]
日本政策投資銀行情報通信部兼設備投資研究所
前田正尚[マエダマサナオ]
日本政策投資銀行政策企画部兼設備投資研究所
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