出版社内容情報
大きな転換点に立つ日本の金融システムを，その歴史的過程や国際比較をふまえた総合的な視点から分析．メインバンク制や公的金融，証券取引所等が持つ多様な問題を浮き彫りにして，金融システムだけでなく日本型経済システム全体の変革へのヴィジョンを探る．
内容説明
新たなフレームワークの構築に向けて歴史的過程と国際比較をふまえた総合的視点から、メインバンク制や公的金融、証券取引所等が抱える多様な問題を分析し、変革へのヴィジョンを提示する。
目次
序章 日本型金融システムの再構築
１章 日本的金融システムの変遷
２章 金融規制―国際比較の視点から
３章 銀行、企業間の最適契約としてのメインバンク―国際比較からみたメインバンク関係の日本的特徴
４章 財務面からみた日本の企業
５章 寡占的金融市場における公的金融の役割
６章 情報生産者としての開発銀行―その機能と限界
７章 「金融制度改革」と信託銀行
８章 証券取引所の経済分析について
