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現代南アジア〈4〉開発と環境

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  • サイズ A5判/ページ数 299,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130341646
  • NDC分類 302.25
  • Cコード C3330

出版社内容情報

南アジアの生態環境は,今日ますます悪化している.農業・森林・家畜などについて,歴史分析と現状研究とを結合して環境との関連を多角的に究明し,工業化と都市環境,人口・衛生・疾病・ジェンダーや住民運動・NGOと環境など,新たな議論を提示する.

目次

第1章 環境調和型農耕としてのデカンのミレット栽培
第2章 環境の長期変動
第3章 村落共同利用地の減少と村落社会構造の変容
第4章 家畜飼育の変動と環境
第5章 森林開発と環境
第6章 都市環境と住民の運動
第7章 飢饉と死亡と人口変動
第8章 開発と疾病・医療
第9章 環境問題と参加型開発―スリランカの薬用植物コホンバと有機農業
第10章 環境変化とジェンダー
第11章 ナルマダー開発における立ち退き民と反対運動

著者等紹介

柳沢悠[ヤナギサワハルカ]
東京大学東洋文化研究所
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感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Sanchai

1
編集責任者の柳沢悠先生が書かれているOverviewと、「第三章 村落共同利用地の減少と村落社会構造の変容」だけを読んだ。「村落最下層民の小土地の獲得やエンパワーメントは、労働市場のタイト化という経路を通じても、自然資源の保全にプラスに作用する」というのが学び。私有農地が森林化する傾向が1980年代後半には既に見られたというのは他の論文でも書かれているが、利用される樹種にユーカリがはっきり書かれている先生の論文は初めて見た。このユーカリ植樹が、僕の南インド農村調査で見てきたことと感覚的に合っている。2013/10/27

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