出版社内容情報
第2次大戦の敗北・占領の中から分断国家として成立した西ドイツは,政治的安定を維持し経済的発展を遂げ,統一を達成した.本書は,占領から統一に至る半世紀における政治の構造とその変化を明らかにし,欧州統合の中での「新しい」連邦共和国の課題を探る.
内容説明
第2次大戦の敗北・占領の中から分断国家として成立した西ドイツは、政治的安定を維持し経済的発展を遂げ、90年に統一を達成した。占領から統一に至る半世紀における政治の構造とその変化を明らかにし、欧州統合の中での「新しい」連邦共和国の課題を探る。
目次
第1章 制度形成期としての占領期―1945―49年
第2章 連邦政治の形成―アデナウァーの時代
第3章 戦後社会の終焉と改革―60年代の政治
第4章 改革政治の進展・停滞・挫折―ブラント政権
第5章 改革政治から危機管理へ―シュミット政権
第6章 政策転換の限界と新しい政治の可能性―コール政権と緑の党
結章 統一の政治過程と「新しい」連邦共和国