Social common capital
社会的共通資本としての医療

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  • サイズ A5判/ページ数 366p/高さ 22cm
  • 商品コード 9784130302500
  • NDC分類 498.021
  • Cコード C3030

内容説明

日本の医療のおかれている危機的状況はいかにして起こったのか。医療の各分野で活躍する第一人者たちが、その生成の根幹を明らかにするとともに、理想的な医療制度を実現するための方策を提言する。

目次

社会的共通資本としての医療を考える
第1部 社会的共通資本としての医療を実践する(医の道を歩んで四分の三世紀;住民とともにつくる医療)
第2部 イギリスの医療の歴史から何を学ぶか(「ベヴァリッジ報告」から日本の国民皆保険へ―社会的共通資本としての医療を制度化する;日本の医療崩壊と後期高齢者医療制度―イギリスのNHSの歴史を教訓に;官僚的な管理ではなく、自由な診療を!;イギリスの医療荒廃と労働党政権による改革―成果と課題、日本への示唆)
第3部 日本の医療の現状と改革の展望(社会と医療の軋轢;日本の医療に未来はあるか;日本の病院医療を崩壊させないために)
第4部 理想的な医療制度を実現するために(医に対する人間的、社会的信頼を如何にして取り戻すか;医療崩壊を前に、いま、我々は何をなすべきか―日本の医療改革を考える;理想的な医学教育制度を考える;大学から始める大学病院革命)

著者等紹介

宇沢弘文[ウザワヒロフミ]
1928年、鳥取県生まれ。1951年東京大学理学部数学科卒業。スタンフォード大学、カリフォルニア大学、シカゴ大学、ケンブリッジ大学などを経て、東京大学経済学部教授、同学部長。現在東京大学名誉教授、日本学士院会員。1983年文化功労者、1997年文化勲章受章、2009年ブループラネット賞受賞。The Econometric Society会長、全米科学アカデミー外国人会員等を務めた

鴨下重彦[カモシタシゲヒコ]
1934年、北海道生まれ。1959年東京大学医学部医学科卒業。大学院修了後米国留学、帰国後自治医科大学小児科教授、東京大学教授、同医学部長を経て1994年より国立国際医療センター病院長、同総長、現在名誉総長。ヘルシー・ソサイアティー賞医療従事者部門(2006年)受賞。日本学術会議会員(第17~19期)、第7部長(第19期)を務めた(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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